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patesukeのブログ

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ごく普通の人でも難関資格に受かる非常識勉強法/石井和人/すばる舎

2010/03/15

今日は、この本を紹介します。



この本は、公認会計士向けに書かれた本ではありますが、法律系の資格全般に有益な情報が含まれています。私が重要と感じたのは、以下の2点です。

1.定義の重要性

法律系の資格では、各単元ごとに、「XXとは、YYYをいう」のように、新しく規定する概念の定義が必ず書かれています。勉強するときは、よくこの定義を、いい加減な表現で理解してしまいがちなのですが、著者は、「試験合格を目指す勉強においては、特に重点的に暗記しておかなくてはならない」と解きます。

なぜなら、「定義というものが、試験の採点者が最も気にするものだから」であり、「(定義の表現を)自己流に変えると、文章の意味が必ず変わってしまう」ためです。

私は、この本を読んで、定義に対する意識が非常に変わったと思います。正直に言えば、それまでは定義をいい加減に流して、各論の方をむしろ勉強するような傾向がありました。それを、定義を大切に勉強するようになってから、急速に模試での順位も上がっていきました。ぜひ、本書で、定義に対する意識付けを考えてみてはいかがでしょうか。

2.スピーチ勉強法

本書では、定義の重要性と併せて、「スピーチ勉強法」を提唱しています。

具体的には、
(1)基本スピーチ:テキストを音読して通読する。
(2)定義スピーチ:定義を完全に理解するまで暗唱する。
(3)解答スピーチ:模範解答を音読して暗記する。
(4)マスタースピーチ:あるテーマについて、何も見ずにソラで説明する。

という4つの方法で、声に出して理解し、記憶する方法を提唱しています。具体的なやり方は本書をご参照ください。

私は特に、(2)定義スピーチと、(4)マスタースピーチが有益でした。特に定義に関しては、上で説明した重要性を理解した後に、どんどん暗唱して吸収していきましたね。マスタースピーチについては、適当にやると発散してしまうので、少し工夫してやりました。工夫のやり方については、ちょっと弁理士試験に特化した内容になりそうなので、メインブログの方で説明しようと思います。

読みやすくわかりやすい本なので、大変お勧めです!それでは!☆



patesuke
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短期合格者だけが知っている!一発合格!勉強法/超速太郎/日本実業出版社

2010/03/08

今日も勉強本のご紹介です。



なんともふざけたペンネームで、胡散臭い印象を受けるかと思いますが(失礼!)、中身は非常に良い内容になっています。 色々良いことが書かれているのですが、なんと言っても目からウロコだったのが、「テキストを耕す」という概念です。

具体的には…
・前半(基礎期)→講義を聴いて、すぐに問題集をやる
・後半(直前期)→テキストを読む


「逆じゃないの?」と思いましたか?まさにその通り。この勉強法は、「一般的な勉強法とは正反対のことをやる」という風に本文中で説明されています。

「基礎期には、テキストを読まないのですか?」という学生の質問に対し、「どうせ、中途半端にテキストを読んでも、数ヶ月したらキレイに忘れていますから(笑)」と答える著者。素晴らしい理由ですね!(笑)このように、奇麗事を言わない著者の本は、有益なことが多いです。

では、なぜ上記の通り正反対の勉強法をするのでしょうか?それは、「一般的な勉強法だと、基礎期に読んだテキストの内容はすっかり忘れて、直前期の問題集の内容だけで試験をうけてしまう」ためです。だからといって、基礎期にはテキストを全く使わないのかというと、そんなことはありません。テキストの余白を活用して、問題集の重要なところをテキストを読むだけで復習できるようにします。この作業を、「テキストを耕す」と読んでいるのですね。
そして直前期には、耕したテキストをひたすら読み込むことで、体系的な知識と問題集の応用力を兼ね備えた状態になる、と言うわけです。

著者も強調していることですが、テキストを読み込む作業は、試験が近づくと却ってやらなくなることが多かったりします。予備校の模試や答練が進むと、基礎のテキストを読んでる暇なんて無いような気がしますからね。しかし、そのような時期にこそ、基本的なテキストを読み込むのが重要である、というわけです。

本当に素晴らしい考え方だなぁと、受験生時代に思ったものです。

ちなみに、弁理士の場合には、「テキスト」として、「四法対照法文集」か「短答アドバンス」がお勧めです☆
それでは!


シゴトの渋滞、解消します!/西成活裕/朝日新聞出版

2010/02/27

この本は、ビジネス一般の解説がメインですが、試験勉強においても役に立ちそうなので、ご紹介させて頂く事とします。



この本の著者は、「渋滞学」という珍しい学問を研究されている、東大の教授です。著者の主張としては、「人の活動とは何らかの流れであり、流れがあるところ渋滞がある。渋滞を解消することで、効率の良い活動ができる」ということだと思います。

その上で、興味深いエピソードを紹介されています。「小仏トンネル」という非常に渋滞の多いトンネルがあるそうです(私は車を運転しないのでよくわかりませんが)。ここの渋滞を、実験用の車8台を走らせることで解消できたそうです。

具体的に、どのような手法を用いたのかと言うと、「テスト用の車に、十分に車間距離を取らせる」という、きわめて単純な方法です。しかし、なぜこれが有効だったかというと、「十分な車間距離は、ドライバーにとっては車間距離をとりすぎているように感じてしまう」のだそうです。その結果、前の車に近づきすぎることで、不必要なブレーキやアクセルが必要になり、渋滞を発生させてしまうのです。

この考え方が、勉強の計画にも有効となります。つまり、「1時間で問題集を何ページ解いて、次の1時間で条文を暗記して…」等、余裕のないぎちぎちの計画を立ててしまうと、実現できず、勉強の流れを阻害してしまうと言うことです。

私は、「3月中旬までに論文を一区切りにしよう」とか、「GW中に過去問を1周しよう」とか、ざっくりしたスケジュールしか立てませんでしたが、これが結果的に渋滞学の面から良かったのかもしれません。キツキツな計画を立てがちの方は、ぜひ一度、本書を参考の上、無理のない車間距離で勉強してみてはいかがでしょうか?

それでは。

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